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というわけで、今日から1泊で仙台の方のPCセットアップ作業をしに出張だ!
作業の方は先週の延長という感じなので特に問題も無し。まぁ他の頼み事もこなしつつ、19時頃に撤収。
・ 宿の方は駅前のビジネスホテル。晩飯は駅前の居酒屋兼定食屋で喰ったのだけれども、温麺セット(温麺+ご飯+小鉢)で\840ということなので、追加で\350の鳥唐を頼んだのだけれどもこれが大間違い。ご飯は丼に穴子たっぷりの穴子飯、小鉢は豆腐半丁の肉豆腐と、これでもか!ってな具合のボリュームで、更に唐揚げもチェーン店の様なちんまりした量ではなく、大皿にでんと載った物なので、完食するのにえらく苦労しましたわ。
・ 宿に帰り使用PCで巡回したりした後、仕込んできたドラクエ系SLG『魔王軍へようこそ』を始めたのだが、これがなかなか止め時が難しくて、気が付いたら外が明るくなっていましたorz
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こんな状況で三連休を乗り切れるのだろうか?
・ 仕事の方はPCが非力で文字落ちするPGMが確認された為、急遽以前のPCと差し替えることに。これ以外は特に大きな問題も無し。
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最終稼働確認が18時過ぎに取れたので、センター長に挨拶して帰宅……するには方向が逆な新幹線に乗り込んでみたり。
そう、仙台までは会社の交通費で、そこから先は自腹でというなかなか狡い遠野詣で企んでいたのでありました。
・ 新幹線で頑張れば今日の内に遠野に着けるのだけれども、着いても宿が手配出来るか不明だったのと、乗り継ぎによっては翌朝7:30に着くので別の街でも良いと言うことで、今日は一ノ関まで足を延ばすことに。
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宿は色々と話題になった東横イン。まぁ室内は綺麗だしネット環境も完備されているしで、普通に使うには悪いところではないわな。
今回は利用出来ないけれども、朝はおにぎりと味噌汁の無料サービスもあるし。
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晩飯はホヤ酢と秋刀魚の刺身に釣られて近くの居酒屋に入ったのだが、ホヤ酢は先週まで、刺身は売り切れというひどい仕打ちだったのでサクッと酒と軽いものだけ食べて撤収、帰りに追加でラーメンを食って宿に戻り寝る。
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朝の5時起きでチェックアウトし、東北本線を北上して花巻→釜石線で遠野に到着。
タイミング良く遠野祭りの初日なので、今日は遠出はせずに市内を回ることにする。
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まぁ、廻ると言っても人が歩いて廻れる距離には限りがあるもんで、街の大通りや裏道なんかをフラフラしながら、祭りのメインである演舞の行列を見たりする。
昼間は人が少なく、そんな盛り上がってもいないのかなぁ…と思っていたのだが、夜になると物凄い人出になり、なるほど納得。
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宿の方には15時過ぎにチェックイン。
駅前に有る民宿なんだけれども、これが結構穴場で、個人的にはなかなか良かったり。
一つには食堂兼居間に有る蔵書がかなり食指を動かされるものであること、民俗学に限らず、オカルト/漫画など多種多様に。
そして宿主様が民話の発掘に熱心で、観光案内などには決して載らない様な情報を色々と持っていると言うこと。
そして何よりも宿には猫がいること!これがポイント高い!!でも今は子供を産んだばかりで、殆ど居間の方に下りてこなかったのがちと残念。
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晩飯は今日は宿飯無し(祭り期間中は観光客向けの食堂オンリーとのこと)なので、フラフラと店を見て回ったあげく、またホヤ酢と秋刀魚の刺身に引きずられて飲み屋に入り、そこそこに高いおぜぜを取られて撤収。
今回はなかなか美味い海産物にありつけないのぉ。
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今日はレンタカーを借りて遠野巡り。
そういやレンタカーを借りるなんてう〜ん、もしかして初めてか?車種は三菱COLTのAT車。AT車なんて運転するのは何年ぶりか……なんて思っていたが、すっかり運転方法を忘れていて、どうやっても前に進まずかなり焦る。
別に普通のタイプのAT車であれば良かったのだけれども、コラムシフト&クラッチタイプサイドブレーキで実際悩みまくりでした。運転中も何か緊張感が無いし、やっぱりもうAT車には戻れないのか……。
・ 今日のコースは昨日博物館で見た資料を参考に、遠野三山の各守護神社を廻りつつ、その他気になる寺院・施設などを廻ってみる事に。
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まずは六神牛神社。ヤマハ六角牛山なのだけれども、神社は角ではなく牛なのですわ*1。
そのまま笛吹峠(遠野物語にも出てくる旅の難所)にでて、ショートカットに脇道に入ったのだが、これがまた凄い道で何ともはや。スタックしたらどうしようかと思いましたよ。
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抜けて菅原神社&天神ノ森に行くも、神社の脇には何故か墓地が並び、更に樹のうろに蜂が巣を作っている為にじっくり鑑賞出来ずに早々に撤収。
そのまま駒形神社に行くと、なかなか雰囲気のある鳥居の下に小さなお宮さん有り。この辺は馬を大切にする土地柄だっただけに、駒形神社も結構あちこちにあった様だけれども、一応此処が元祖というか元本社というか、そんな感じだったらしい。
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続けて今回のメインの早池峰神社。此処はいつ来ても厳かで良いですな。
酒を1本お供えして、今年の遠野詣ではOK。
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最後は石上神社*2。此処は早池峰・六神牛に比べるとちと小さいかな?
ここも純粋な意味での観光ルートからは外れているので、
この辺から少々雨が降り始めたので道の駅で一息入れ、狢堂などを廻って終了。
・ 今回はレンタカーの返却時間が17:30とお尻が決まっていたのと、借り物なのであまり測道に入っていけなかった等の点で十分に廻ることが出来なかったりしたのだけれども、観光案内図には載っていない、自分なりの探索が出来たのではないかと思いまする。
・ 夜は宿の飯。地元の名物に鹿のステーキなど、思っていたよりも豪勢な料理が出ました。その後、福岡から来ている県庁職員な釣り師さん*3や宿主様と珈琲を飲みながらだべったり、面白い話を聞いたりしている内に、夜が更けていきましたとさ。
*1: 実際には六角牛神社も有るのだが、こちらは非常に小さいお宮さんなのだ
*2: こちらも神社の名前が石上だが、境内の額には石神と書かれている。
*3:
丁度この時九州は超大型台風に襲われていたので、この方も戻って災害対応しないといけない筈なんだけど、
電話は圏外と言うことで全て逃げ切っていました(笑)
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というわけで出張も含めての四泊五日の旅も今日でおしまい。
といっても、流石に今日も頑張って廻ると明日からの仕事に差し支える(何せ毎日5時間程度しか)のと、今日も雨降りで足で見て回るにはちと辛い天候だったので、早々に遠野から引き上げることに。
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朝食後に宿主さんと色々と話したのだけれども、前にも書いた通りこの方も実は在野の民話研究家と言った感じの方で、野に埋もれてしまった話の発掘や、話は伝わっているけれども場所の解らない伝説の特定等に随分と力を入れているのだそうな。
特に興味深かったのは、デンデラ野の奥にあるという祠の話。遠野で紹介されているデンデラ野というのは舗装された道路から10mばかしの所にあるので、あっしとしてはここは本当のデンデラ野では無いと思っていた*1のだが、宿主さんに聞くと確かにその通りで、実際川を境にあの世とこの世を表しているのだそうな。つまりは奥の草地こそ本当のデンデラ野というわけ。
そして、ここは遠野物語では紹介されていないのだけれども、草地の奥の唐松林の中に祠があり、此処には妖狐が祀られているとのこと。それも昔話ではなく、明治頃に豪農だった山口某が鹿ほどの大きさもある老狐を祀ったのが、事の始まりだとか。
最近は祀る人も殆どいなくなったけれども、以前はきちんと管理されていたらしい。
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てな感じで、実際には本などでは語られていない話というのも結構有る*2そうで、そういった話を聞ける場所が見つかったというのは、今回の旅の大きな収穫だったかな。
因みに何故紹介されないかというと、観光という観点から言うと『収益性の高い施設が有る』『観光客が気軽に立ち寄れる』『話題性が高い』……。まぁ言うなれば大人の事情ですな。
まぁ、表に出ない場所というのは得てして見た目は面白みの少ない箇所が多い(そりゃ案内板が有るわけでも無し、周りを見ても山の中とか単なる岩だとかそんな感じだし)ので、行ったという証が欲しい人には確かにあまり向かないかも。
宿主曰く「デンデラ野の奥までわざわざ出向こうなんて言う人は殆どいない」とのことなので、まぁあっしは合格とのことらしいですが。
しかしメジャーどころはだいたい見て回ったと思っていたけれども、まだまだ上辺を撫でた程度だったのですな、遠野はまだまだ奥が深そうです。
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そんな話の後ろ髪を引かれつつ、9時前の列車で帰途につく
最初、花巻から仙台まで各駅で帰ろうかとも思ったけれども、雨が降っていて途中立ち寄りは難しそうなのと、花巻で1時間も待たなければいけないのとで結局新花巻から新幹線。
仙台で土産を買ったり、ブクオフで時間を潰したりして、15時半の新幹線にて4日ぶりの故郷にたどり着きましたとさ。
*1: 実際、踏み固められた農道をしばらく歩くと、2ヶ所ばかり大きな草地が有る
*2: 有名な常堅寺以外にもカッパ淵はあちこちに有るとか
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